「亡くなったおじいちゃんおばあちゃんのハンコをどうすればいいか」という相談をよくいただきます。印章はその人の分身です。何か形を変えて、使えるものとして輪唱を繰り返すように受け継ぐことはできないかと考えたのがこちらのアップサイクル商品です。
ラインナップはアクセサリーとミニハンコの計5種類。
ハンコならではの素材の美しさを活かしながらも、一見ハンコだとはわからないデザインなので、日常でも使うことができます。
また、一本のハンコから複数のアイテムを作ることができるので、家族みんなで想いを受け継げます。
山梨県の印章業は、御岳山系に良質で巨大な水晶鉱が発見、発掘されたところから始まりました。
1837年(天保8年)に、甲府近郊の御岳に水晶加工工場が設立されたことを機に、数多くの加工業者および加工技術が生まれ、水晶印材とともにその彫刻技術が発達しました。
その後、柘や水牛などの印材も加わり、印章の産地として発達していきました。
そして、1873年(明治6年)太政官布告により、一般市民の間に急速な印章需要が起こったことから、山梨県独特の産地形態が形成。出張販売、通信販売等により市場を拡大することで一大産地として発展し、今日に至るまで、「甲州手彫印章」の技法が伝承されており、市川三郷町六郷地域における印章業は、町の基幹産業として「印章王国山梨」の力となっています。
・印材は水に濡れたままだと変形するおそれがありますので、濡れた場合は拭き取ってください。